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<成果発表会>大盛況!(2012年2月3日)

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2012年2月3日(金)、<第10回 with you さいたま フェスティバル>初日、「女性からの政策提言講座」成果発表会は、大盛況の中、終了しました。

受講生のみなさん、埼玉県内市町村の総合政策課、危機管理担当、企画課、秘書政策課、人権・男女共同参画課など関連職員の方々、一般参加の方々と会場一杯の約110名のみなさんと、熱気あふれる3時間30分の成果発表会でした。
埼玉県議会、女性議員3名も駆けつけて下さいました。

所沢、熊谷、越谷会場の14グループからの「政策提言」発表、参加された約50名の受講生、お一人おひとりからのひとこと発言「30秒スピーク・アウト」と、受講生のみなさんの楽しそうな表情にエンパワーされる私たちでした。

後半は、パネルディスカッション「平和といのち−災害・復興行政と男女共同参画政策」、パネラーに赤石千衣子さん(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事、ふぇみん婦人民主新聞編集長、東日本大震災女性支援ネットワーク世話人)、平賀圭子さん(NPO法人参画プランニング・いわて理事長)、司会進行に皆川満寿美さん(大学非常勤講師・東京大学特任研究員)をお迎えして、被災地の現況と困難な状況から見えるジェンダー平等社会実現のための課題や障壁についてお話しいただきました。

受講生のみなさんに発表いただいた「政策提言」は、まとめて県に提出する準備をしています。

「女性からの政策提言講座」は、グループまあるいにとっても大きなチャレンジでした。
受講生のみなさん、共催の方々と、盛況な成果発表会を迎えられたことは、大きな喜びです。ありがとうございました。


□主催:埼玉県 □共催:埼玉県男女共同参画推進センター「With You さいたま」/所沢市男女共同参画推進センター「ふらっと」/熊谷市男女共同参画推進センター「ハートピア」/越谷市男女共同参画支援センター「ほっと越谷」
□企画・運営:グループまあるい(所沢) (事業受託団体)





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「成果発表会」、「女性からの政策提言講座」への感想を寄せていただきました。

「成果発表会」の感想

○良く練った内容で、提言内容もよかった。皆、良く考えたと思います。

○重なる内容でも各グループが発表させられたので、また、レジメも用意されていたので、聞いて終わりの講座でなく、行動を促される。

○ まずは、県立の未来都市のような場所の施設を利用することができた。

○内容は、結果的にはほとんど同じだが(優等生が多い?)様々な方法のプレゼンをみることができた。  

○地区、みんな活発だった。しかし、首都直下災害には何も対応できそうにない。

○同じようなこと考えている人が他にも大勢いたことがわかり自分に自信が少しつきました。

○ メンバーと講座を学べた事。自分がコミニティにたずさわり自信につながりました。

○今、人権、民主主義、平和、憲法を大切に日常生活の中に生かすこと。

○問題点がはっきり見えて、自分が何をすべきかた考えるきっかけになりました。

○参画して、エンパワーメントされました。

○ 「美しく生きたい」と高齢の方のスピークアウトに感動しました。

○各グループがパネルワークショップで短時間ではありましたが、女性の声をはっきり発信する重要性を感じました。

○ 地域で関心領域を同じくする人を見つけ、エンパワーメントされました。

○ただ聞いているだけと気軽に受講しましたが、今の切迫した日本の状況の中、もっと私たちも政策提言できる実力をつけるべきだと強く感じ、できる限り勉強し直しました。さらに学び行動する覚悟を決めました。

○どのグループも特色を生かしての発表は良かった。

○人それぞれの立場から学ぶことが多かったように思う。

○私自身が、災害と男女共同参画とのつながりを深く考えさせられました。女性がエンパワーメントして、一層の社会の為、頑張りましょう!

○皆、それぞれ提言の結論が同じ方向に向いていた点。なる程と思われる気付きが何点もありました。 発表は、皆大変上手でした。(ちゃんと発言できる女性にたくさん会えた)

○「脆弱性を有する人」という言葉を知ったことが良かったことの一つです。皆川さんのおしゃった「限られた条件の中で、何ができるのかしら?」のスタンスでやって行く!!このセンスがあれば、課題解決の道はまちがいないと感じました。

○自分たち以外のグループの発表は参考になりました。時間内で発表する難しさを知りました。良い人々と知り合えて良かったです。


「女性からの政策提言講座」の感想

○女性はつよい! 力を合わせて学習をしながら話し合いを深め、行動してゆきたいと思います。

○ 自発的な意識を持った人と知り合え、懇談できた。これからもいろいろなテーマで行ってほしい。

○様々なタイプの人が力を合わせられればと思います。

○まだ、勉強不足でわかりませんが、防災以外にもあったらまた参加してみたいです。今回の提言はぜひ、 行政に取り上げてもらってほしいです。

○ 男女共同参画の講座を、また企画してほしい

○ 女性たちは実際に現地を見て下さい。(見学ツアーではなくて)

○具体的な提言しないと取り上げられない。

○具体的に私たちが社会に出来ることなどを知らせて欲しい。男女共同参画が出来ている社会は災害時にも良くまわって行くという話(皆川さん)

○20~30代の女性が参画してほしい。なぜ、埼玉県の議員はグループワークに入らなかったのか。意見がない。聴講ではダメだと思う。

○ 継続して、より多くの女性に刺激を与えてほしい。政策決定の場に女性を増やすには、数多くの女性を対象にするのが一番と思います。

○ 若い女性が声を大にして参加して下さる事、期待します。

○これからも大いにご活躍下さい。皆様とても素敵です。

○この講座を受講し大いに啓発されました。

○ 県の主催でこのような発表会になり、ありがとうございました。これを機会に女性たちが力をつけ、声を出し提言して、暮らしやすい世の中になったら。

○育成してください。楽しみにしています。良い勉強をさせて頂きました。

○ 講座に期待するというよりも、参加者に期待されている部分が大きいと思いました。

○私自身は今回の講座を受けてより一層、男女共同参画の大切さを知ることが出来ました。

○この提案が県に出して下さるそうで、どのように入っていくのか楽しみです。

○実際に私たちの提言が政府に取り入れられるように期待します。

○各グループごとの発表者の素晴らしさには拍手を送ります。自分も少しでも近づけるよう学習に、力を入れていきたいと思います。

○提言の中に同じような内容が多かったと思います。多くの人の提案なので、是非実現出来る様、今後の活動が大切だと思います。

○防災と男女共同参画の視点といったような現代に即した政策提言と女性のパワーアップのテクニックの習得が必要であると思いました。

○機会を沢山つくり、力をつける事を女性にお伝えください。

○女性センターの「長」を防災リーダー長にする!!必要ですね!

○平成17年より男女共同参画の研修会に参加させて頂いていますが、なかなか私の納得いくものではありませんでした。しかし、今回の集まりはすごく良かったです。地域に戻り、行動に変えていきたいと思います。

○また、いろいろ勉強したいので何かありましたらお知らせ下さい。

○発言できる女性がたくさん集まりすばらしいと感じました。男性と戦う!くらいの意気込みでしが、歩みよりの姿勢が必要だと思います。少人数でも、大勢の男性を動かせるようなリーダが生まれたらいいです。

○まず、このみんなの出した提言ぜひ行政に役立てて下さい。

○災害以外にも政策提言できること/すべきことが女性にはいっぱいあると思います。これからも具体的なテーマを設定して、このような機会をたくさんつくっていただきたいです。


                    ***

当日配布しました講座まとめ「羅針盤」の扉文を紹介させていただきます。

 昨年3月11日の東日本大震災より1年がたとうとしておりますが、ご承知のとおり、被災された方々の困難はなお続き、また事態の推移によりさらなる困難に見舞われ、復興への確かな見通しはなかなかつかない状況にあります。2万人にも及ぶ死者行方不明者という「先進国」にあるまじき被害を出してしまったこの大災害の後、私たちにできることは、被災された方々によりそい、復興への息長い取り組みを行っていくこと、また、二度と再びこのような大災害を引き起こさないよう、エネルギー問題への取組を含め、防災対策について、社会全体で取り組んでいくことだと思います。

 私たち「グループまあるい」は、このような認識に立ち、男女共同参画の視点からの取り組みを行いたいと考え、県の委託事業(女性からの政策提言講座)を受託し、昨年11月より、県内3カ所(所沢市、熊谷市、越谷市)にて、「女性たちよ、この社会の羅針盤になろう」を進めて参りました。

この講座の目的は、私たち女性が、政策提言能力をつけることです。昨年は『青鞜』刊行100年でもありました。100年たっても日本の男女平等は進まず、「世界経済フォーラム」が算出する「ジェンダーギャップ指数」のランキングでは、日本は2011年現在98位であり、やはり「先進国」にあるまじき状況です。このような状況の中、女性にとどまらず、高齢者、障がい者、子どもなども、今回の震災で困難に見舞われています。「〈女性の視点〉の欠如」は、阪神淡路大震災の際に指摘され、新潟県中越地震の折にも問題が指摘されていました。このような困難が、三たび繰り返されているのです。地域の主役である女性たちが、日々の生活経験の中から「それは違う、こうしたい」と声を上げ、政策提言をしていけるようにと、私たちは願っています。そしてその実現につなげなければなりません。今回の講座は、自分たちの住む地域での防災、男女共同参画施策に目を向け、自分らしく、安心して安全に暮らせているかどうかを点検するものでもあります。そして、何が不足なのか、どうすればよりよくなるかを考えるものでもあります。

 月に一度ではありましたが、3会場3回ずつの講座での様々な出会いの中、議論を重ねて本日の成果発表会(2012年2月3日)を迎えました。3会場それぞれ違う講師にお願いした回もあり、また、時間のない中、みなさまに書いていただいた感想や初回時のアンケートなども共有したく、この「羅針盤」をつくりました。参加の動機や世代は違っても、同時代を生きている私たちが、災害対策と政策提言、男女共同参画というテーマで出会い、ご一緒に学ぶという経験がどのようなものであったのか、これらの資料もまた、多くのことを伝えてくれると思います。

 講座のなかから、女性・子ども・高齢者・障がい者等災害脆弱性をもつ人々が地域で安全に安心して暮らせるしくみの不足、加えてこれらの人々が「かわいそうな人」ではなく「人権の主体」であるという認識からの支援の不足もみえてきました。そしてこれらの問題を克服するには、男女共同参画をさらに推進することが近道であると確認できました。これはほんの始まりに過ぎません。今後それぞれが問題に直面した時に振り返っていただき、問題解決に役立てていただけたらと思います。

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by group_maarui | 2012-02-10 23:08 | レポート「講座」

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